ゲーム名:Terra Flame(テラフレイム)
販売・開発:TERARIN GAMES
ジャンル:横スクロールシューティング
配信プラットフォーム:Steam
対応言語:日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語
オンラインランキング対応
プログラム&グラフィック:TERARIN
音楽:HIROKKEY
チップチューンアレンジ:椎葉たく
リリース:2022年11月18日予定
キャラバンモードをプレイ可能な無料体験版を公開中です。オンラインランキングに対応し、スコアアタックが楽しいのでぜひプレイしてみてください。
■ゲームのコンセプト
Terra Flame は、90年代の横スクロールシューティングから影響を受けたゲームです。リアルタイムに武器を切り替えながら攻略するのが楽しい、横スクロールシューティングを目指して作りました。
横スクロールシューティングと言うと、地形が複雑に入り組んで緻密な攻略が求められるものをイメージするかもしれませんが、このゲームは、緻密さよりもスピードと爽快感重視の作りになっています。とはいえステージによっては、地形のダメージを受ける仕掛けもあります。定番の巨大戦艦や高速スクロールステージなど、STGファンが楽しめる仕掛けを多く入れています。
音楽はこれまでの作品同様にHIROKKEYさんに作成して頂き、MD音源を使ったチップチューンアレンジを椎葉たくさんに作成して頂きました。
■ゲームシステム
左スティックまたは十字キーで自機を移動します。RBボタンで自機のスピードを3段階に変更できます。攻撃は3種類あり、Aボタンで前方ショット、Yボタンでバックショット、Xボタンでサーチショットを撃つことができます。ボタン設定は自由に変更可能です。
オプション設定で、各種設定変更が可能です。音楽はオリジナルとチップチューンアレンジ(MD音源)から選択可能です。
3種類の武器
敵は様々な方向から出現しますので、3種類の武器を使い分けながら、ゲームを進めていくのが攻略のポイントです。前方ショットは前方に強い攻撃、バックショットは後方への攻撃、サーチショットは敵を自動追尾する攻撃が可能です。3種類の武器は最初から装備されていて、被弾で失うことはありません。
シューティングにはホーミング系武器が万能すぎてしまう問題がありますが、そうならないように調整しました。本ゲームのサーチショットは、敵を自動追尾するのでとても頼りになる武器ですが、自機より後ろの敵に対しては追っていきません。後方の敵に対しては、バックショットを使う必要があります。また前方に対する攻撃力は前方ショットの方が強力です。したがって、しっかりと3種類の武器を使い分けていくことが重要です。
パワーアップ
「P」アイテムを取得することで、武器は3段階までパワーアップします。パワーアップするとショットを撃つ方向が増えていきます。3種類すべての武器が一緒にパワーアップします。
ロールユニットとチャージショット
「R」アイテムを取得することでロールユニットを装着。2つの球体が自機の周囲を回転し、武装が強化されます。ロールユニットを装着するとチャージショットを撃つことができるようになります。ショットを撃たない間、画面左下のチャージショットゲージが溜まります。ゲージの値がある状態でショットを撃つと通常の約2倍の攻撃力のあるチャージショットが発射されます。ゲージはかならずしもMAXまで溜める必要は無く、ゲージの残り値さえあえば、チャージショットが発動します。
中型機やボスなどの硬い敵にはチャージショットが有効です。火力が足りないと感じたらチャージショットを活用しましょう。しかし、ゲージを溜めているときは、ショットが発射されていないので、その間に敵に攻撃されるリスクもあります(雑魚敵は高速で突っ込んできて弾を撃つ場合があります)。したがって、チャージするタイミングをよく考えながら攻略するのが重要です。
ディフェンサー
「D」アイテムを取得することで、ディフェンダーを装備。被弾を3発まで防ぐことができます。出現位置が固定されていますので、確実に取得しましょう。
復活について
自機が死亡した場合、残機があればその場で復活します。ただし武器のレベルは初期状態に戻ります。すべての残機が無くなればゲームオーバーです。無限コンティニューが可能で、コンティニュー時は、現在のステージの最初から開始されます。残機は特定のスコア獲得で増えます。
クリスタル
クリスタルを取得するとステージクリア時にスコアに加算されます。自機が死亡した場合は、クリスタルを紛失します。特定の敵を倒すか、敵の編隊を全滅させるとクリスタルが出ますので、これをできるだけ多く取っていくことが高スコアにつながります。
チェインボーナス
敵を連続して破壊するとチェインが発生し、チェイン終了時にチェインボーナスを得ることができます。
敵の出現は(レイジングブラスターズやムーンダンサーのような)早回しではなくて、ステージ固定なので、意図的にチェインの持続を狙うのは難しいかもしれません。漏れなく敵を倒していくことが、結果的にはチェインの持続に繋がると思います。
ヒットストップ
今回、被弾時のヒットストップを導入しました。被弾すると約0.5秒間画面停止することで、なぜ被弾したのか、視覚的に分かりやすくなっています。下記画面の通り、中央の赤い四角が自機の被弾判定です(被弾の瞬間だけ、当たり判定の赤い四角を表示しています)。ヒットストップの導入は好みが分かれるかもしれませんが、プレイヤーが被弾が分からなかった場合にも、ちゃんと当たってる事を示すことが出来るので、後味が良いのではと思っています。
■アーケードモード
ノーマル、ハード、エキスパートの3つの難易度から選択し、ステージをクリアしていく通常モードです。全8ステージをクリアするとエンディングを向かえます。
基本的に強制スクロールのシューティングですが、ステージによっては途中で上下にスクロールが発生したり、または若干上下に任意スクロールできる場面などが盛り込まれています。
各ステージのボス戦には残り時間が設定されており、倒す時間が早いほどタイムボーナスを多く取得できます。
<STAGE1 Low Earth Orbit>
地球低軌道からスタートします。下にスクロールした時、地球が見えます。
<STAGE2 Solar Wind>
太陽風の中のステージです。火の玉が飛んできます。
<STAGE3 Moon's Surface>
月面で巨大戦艦と戦います。
<STAGE4 Space Colony>
コロニー内部のステージです。
<STAGE5 Asteroid Belt>
アステロイドベルトステージです。
<STAGE6 Passageway>
高速スクロールステージです。
<STAGE7 Fortress>
要塞内部での戦いです。
■キャラバンモード
3分間のスコアアタックモードです。3分終了した時点でゲームは終了します。また、残機が無くなった場合もゲーム終了となります。
キャラバンモードの後半にボスが出現します。このボスを早く倒すことで、次の敵が出てきますので、できるだけ早くボスを倒すのがハイスコアの鍵となります。
■作者より
これまで縦スクロールシューティングを多く作ってきましたが、今回は新たに横スクロールシューティングの制作にチャレンジしました。(ジェミニアームズは少し特殊なゲームなので、スタンダードな横スクロールシューティングとしては、初めてになります)。
全体的にスタンダードな作りを心掛けて作りました。その上でこのゲームの特徴としてリアルタイム武器切替の楽しさを追求し、システム仕様、ステージ構成を考えました。武器の種類は当初5種類くらい用意したのですが、種類が多いと頭が混乱し、初心者にはハードルが高くなってしまいます。また、武器の切替をボタンを使って順送りで切り替えるのも難しくなります。そこで、武器の種類は3種類に絞り、各武器をボタンに割り当てました。これにより、武器切替が容易で操作が分かりやすいゲームになったと思います。武器を失うこともありませんので、復活もしやすくなっています。
初見殺し的なものは多少ありますが、割合は少なく、アドリブでもなんとかなるような調整をしていますので、かなりカジュアルに楽しめる横スクロールシューティングに仕上がっていると思います。ただし、難易度EXPERTは、結構難しいと思います。上級者はぜひEXPERTをチャレンジしてみてください。
Terra Flameは、90年代の横スクロールシューティングの影響を受けた懐かしさを感じるゲームですが、それに加え、私がこれまでの作品で得た経験を活かして、現代風に親切で遊びやすく、爽快なSTGに仕上がっています。プレイ感覚はかなり現代的だと思いますので、ぜひ実際にプレイしてみてください。